毎日が祝祭日

推しが生きるこの世界べりべりハッピー!なオタクの備忘録。

お着替えの歌が好き

8/4にスタンレーの魔女を見に行ってきたよログ。視力がよくないのでカレンダーは見えない。

普通にネタバレしていくので見てない人は気をつけてね。

 

円盤化されないのでとりあえず、ゲネプロだけでも雰囲気を味わってほしい

https://enterstage.jp/movie/2019/07/012634.html

 

■観劇前

って事で一日前にして原作を読みました。*1

 

それまでにも読めるタイミングはあったんだと思うんだけど、

ためし読みで(え、一話しかないの?もう少しおいておいてもいいか)と思ったのと、

戦争もの苦手なせいでなかなか手が出しにくくて、一日前でようやっと読めた。長い道のりだった。

 

ためし読みを読んだときは、

短いと思っていたけど実際読んだら普段漫画を読むときよりも時間をかけて読んでいて、

特にラストは主人公と同じ喪失感に襲われたくらい読みいっていた。

(P.41の表現力がすごいのでぜひ見てほしい)

 

情報量の少ないこの作品をどう舞台にするのかがとても楽しみで夜も眠れない。

(と書いているのが4時、さすがにお布団で眠ろうとは思う)

 

あと推しさんのこのツイートで期待値爆上がりして寝れてない説ある

(人のせいにしない)

 

■観劇後

見た。

それはもー、みてきた訳なのだけど(?)、からっぽ、良い意味で、色々ありすぎて一周周って空っぽにされた。

お金と時間に余裕さえあれば、何回でもみたいのだけどちょっとできなさそうなのでぐぎぎと歯ぎしり…そのくらいリピートしてみたくなった。

どこからどこまでがアドリブパートでどこがセリフなのか本当に分からない。

  

■全体のお話

・座る誰かと囲む人たち

会場に入ってまず気になったのは操縦席と座っている誰か。

お約束的にじーっと見ていたのだけど、引くくらい体が動かない。

割りと真面目にマネキンなのかぁ…と思っていました。

 

開始時間になると、舞台真ん中の誰かを囲むように飛行服を来た人たちが出てきて、

少しのあいだ座る誰かを見守り、一人ずつ舞台から捌けていく。

誰も何も発することなく、とても静かなシーンで、私は涙腺ゆるゆるオタクなので、ここでもう泣きそうでした(早い)

後、ここのシーンのBGMがかかった瞬間「この曲聞くと泣く」とお話になられてた方へ、私はそのせいでBGMに震えながら観劇したのでその事は覚えておいてください。(届きませんよ。)

  

・優しくて目がギラギラ

唐突に好きな人の話しますけど、流山くんに落ちた。びっくり。

最初は(あぁ、爆撃訓練…あのキャラか…)としか思っていなかったのに

夜に尾有くんと語り合う流山君が本当に本当に優しくてキラキラしてて可愛くてダメだった…。

 

流山君の背中で手紙書く尾有君も可愛いけど、尾有君の話を聞いてカレー食べながらニコニコ笑う流山君ダメだった…。人参も食べなさい、めっ。

 

でも描きながら思ったけど私食事シーンに弱いんだった…

ご飯食べる子皆好き、ちょろいですね?ちょろいんですよ。

ライスカレーいっぱいお食べ…うぅ…

 

「お前の前でのんきに手紙を書いていてすまない」と尾有君に謝られてるときも、

優しい流山君はおろおろするばかりだったけど途中で「手紙を書かなきゃ、手紙を書いていたことを許さない!」と怒るの優しすぎて無理……(語彙力がない)

 

 

↑件の語り合うシーンの座り方100点満点中200点満点……

 

昆虫が好きな無邪気さ、お婆ちゃんっこ、ニンジンが嫌い、優しい、可愛いの極みでした。

 

・飛行服を身につける

…落ち着いてちゃんと感想を書こう。飛行服を身に着けるシーンが凄く好きです。

このツイートの画像二枚目がそのシーン。

BGMと、これから空を飛ぶと決意を固めた男達が、本当に震えるほどかっこいい。

でもあんなに何でもない風景を見せられたら、もっと生きて笑っていてほしくなって、それゆえに見たくないシーンで、感情がぐちゃぐちゃになるので最高に好きなシーンです。

このシーンのBGMほんとかっこよくて好きなんだけど、サントラ買ったら泣くと思ったので買ってませんけど、ほんの少し後悔しているので、まだこれからな方にはサントラおすすめしておきますね。(嗚咽)(もう日にちもそんなにないけど…)

 

・スタンレー山脈を越える

高度が上がっていくとともに、一人ひとり敷井君に言葉を向けるシーン。

涙腺ゆるゆるオタクには無理だった、泣いた。

多分涙腺ゆるゆるオタクじゃなくても無理なんだろうけど。

 

原作ではパッと振り返ったら空っぽで、まるで崖から落とされたかの様な衝撃だったのだけど、舞台では遅効性の毒を入れられている感じ。

原作を読んだり、2回以上見ている人なら(あぁ、毒を入れられているんだな)と分かるような、じわじわと効いてくるから気が付いたら涙が出ているみたいな…。

どちらの方がよいとかなくて、どちらも違う方向性から空っぽにさせられて正直凄く驚いているのが今の心境。

 

ちょっとずれるけど流山君が最初に敷井君に声をかけて虫の捕まえ方教えるからって言ってたの公式との解釈が一致しすぎてまた別ベクトルで泣いてた(当たり前でしょ)

 

◼️推しさんの話

ここからはひろやまつもと(敬称略)オタクめめめのお話。

 

後藤さんは変化の人だった。 

 

冒頭の見守る→退場シーンの敷井を見る顔が穏やかで優しいのに、

次に出てくるときはものすごく嫌な奴(私は好き)で、

この人何があるとあんなに優しくて穏やかな顔するんだ?とずっと考えながら見ることになった。

 

途中で上官である石田中尉が「戦闘機の操縦がうまくて勇気のある奴から出撃していく、だからあいつは自分に技術がないと卑屈になっている」という感じのフォローが入って、きっと後藤さんを嫌な奴と思った人も見る目が変わる場面なんだと思う。

 

その後の敷井君を馬鹿にしに来た後藤さんが、うっかり自分の弱さを出してしまうシーンがとても可愛らしい。きっとこっちが素なんだ。後藤さん本人に変化が起きた。

 

散り際については、ほぼ口許しか見えていなかったけど、肩で息をする呼吸とかほほを膨らませたりとか不安や緊張が見てとれて、でも前述の通り、変化した彼からは不安や緊張は感じても不満は感じなかった。

弾みで打ち明けてしまった愚痴や、悩みだった孤独が出撃までの間に解消されたからこその顔で、きっと戦争なんてなければちょっと素直じゃないお小言(プロペラのはまり具合を一人、はちゃめちゃに気にしてたから、多分小姑タイプでしょ)

)言ってくる兄ちゃんなんだろうなと考えられて苦しい。

俺たちの一式陸攻を作っている時、楽しかったんだよね、孤独じゃなかったもんね、あぁ、苦しい。貴方の変化を幸せに思います。

 

 後、上にも書いたけど、飛行服着るシーンは本当に最高。

後藤さんに関していえばグローブを口で挟んでいたのは最高of最高だった。

あの瞬間切り取って額縁にいれて飾りたい(?)

 

冗談じゃなく飛行服を着るシーンは本当にかっこよかった。

本当に、凄く、かっこ良かった、でも凝視するのは難しかった。

でも時間とお金に余裕があったら再度あのシーンを見たい、そう思えるとても良い舞台でした。見れてよかった、ありがとうございました。

 

 

 

 

……………飛行服を来た後の推しさんのシルエットがモコモコで一瞬かわいいとか思った私をビンタしたい。

でもちょっと可愛かったんだ。…………頼む、ビンタしてくれたまえ。

*1:ちゃんと観劇前に書いてるよ!!!